1変数データ(質的データ)を定量的に把握する方法について説明する。
目次
位置の指標
質的データでも、名義尺度と順序尺度で利用できる位置の指標が異なる。順序があることを利用した中央値、分位点は順序尺度のみ利用できる。
尺度 | 利用できる位置の指標 |
---|---|
名義尺度 | 最頻値 |
順序尺度 | 最頻値、中央値、分位点 |
広がりの指標
名義尺度は順序がないため、広がりが定義できないため、利用できない。順序尺度は、順序を利用した範囲、四分位範囲を利用できる。標準偏差、分散は利用できない。
尺度 | 利用できる広がりの指標 |
---|---|
名義尺度 | 利用できない |
順序尺度 | 範囲、四分位範囲 |
まとめ
1変数データ(質的データ)を定量的に把握する方法について説明した。
ここの指標の定義については、量的データの定量把握として記事を書いた内容があるので、次の記事を参照してください。
質的データと量的データについては、次の記事に詳しく記載しているので、参考にしてください。